なかぶ庵
なかぶ庵
なかぶ庵へ向かう
そうめん館からチャリンコを飛ばすこと30分ほど。
二軒目の僕が行きたいそうめん屋さん「なかぶ庵」の看板を発見。
このなかぶ庵は路地にはいったところにあるちょっとわかりづらい場所にあります。
こちらがなかぶ庵です。
左が製麺所。右がそうめん屋さんでございます。早速入店!
なかぶ庵に潜入!
入店してみますと、このようなそうめん工場みたいな場所があります。
日によってはこちらで、そうめんづくりの体験ができるそうなので希望の方はあらかじめ連絡しておきましょう。
こちらが店内。なんか写真がぼやけてもうてすみません。
数々の著名人が来店した際のサイン色紙たち。
そうめんをいただく!
ではいただきましょう、生そうめん(600円)です!
そうめん自体に適度な塩気が効いていて、麺単体でも美味しく食べられます。
めんつゆにつけるとなお風味が増して美味しかった!
まぁ、やっぱりなんでも素材の良さがクオリティの高さを決めますよね…。
あぁ美味しかった。
さぁさぁ、次いきましょう。
僕にはもう一杯、食べたい小豆島そうめんがあったのです。
次回に続きます!
手延べそうめん館
手延べそうめん館
小豆島ふるさと村
レンタサイクルで小豆島の土庄港を出発し疾走して一時間弱でしょうか。
「小豆島ふるさと村」に到着しました!
僕は小豆島の大きさを見誤っていました。ここまで遠かった…。
土庄から山二つくらい越えてここまでたどり着きました。
「小豆島ふるさと村」で電気自動車が5000円くらいでレンタルされていて本気で借りようかと思いました。
ここに来たのは小豆島の「生そうめん」を食べられるから!
こんな強気な看板までありました。
手延べそうめん館
ここには「手延べそうめん館」という施設があります。
施設内では実際に職人さんが手作業でそうめんをつくっていらっしゃいました!すげぇ!
ちなみにここのトイレがこんな感じになっていました。
そうめんを意識しているのでしょうか。
よく見るとトイレに「使用できません」の貼り紙が…。
実際にそうめんをいただく!
「手延べそうめん館」でそうめんをいただきました。
こちらがメニュー表。見てください。シンプルなメニュー表のこの潔さ。かっこいいよ。
「そうめん一人前(500円)」を注文!ででん!
生そうめんの質感が市販されているものと見た目からすでに違うことがわかりますね!そうめんの麺自体は細いのにモチモチ感がありました。
ちょうど時間もお昼時だったし、自転車で山越えてきたこともあって、疲れた身体につるつる入っていきました。美味しかった~。ごちそうさまです。
オリーブサイダー
「小豆島ふるさと村」でオリーブサイダーをゲッツ。
浜辺で瀬戸内海を眺めながらいただくことにしました。
小豆島はオリーブの栽培でも有名で、こういったユニークなオリーブ製品がたくさんあります。実際、オリーブサイダー美味しかったです!
これはお土産にもいいと思います。
さて、小豆島そうめん旅はまだ続きます。
二軒目、行きましょう。次回へ続きます。
なぜ香川のうどんとそうめんは最強なのか?
なぜ香川のうどんとそうめんは最強なのか?
香川のうどんとそうめんが名産品である理由
小豆島のそうめんをいただく旅に出る前に「なぜ香川県はうどんとそうめんが名産なのか?」について学びましょう。
香川県はうどんやそうめんを作るために必要な「小麦、塩、だし」のすべてが見事にそろった地域なのです。
小麦について
香川は降水量が極めて少ない県です。この悩みの種であった水不足と上手に付き合ってきた結果、香川の人々は小麦の栽培が上手くなりました。作物の栽培には水の扱い方のノウハウが重要だからです。結果として良質な小麦の収穫量が可能になりました。
塩について
香川が面する瀬戸内海は遠浅で降雨量も少ないことから塩がとりやすかったのです。香川の塩づくりの規模と生産量は全国トップなのです。
だしについて
だしには「いりこだし」が使われます。香川が面する瀬戸内海では良質ないりこがたくさんとれます。
以上のことから香川はおいしいうどんが作れる運命を背負っている素晴らしい「うどん県」なのです!
小豆島に到着!
そんなこんなで小豆島「土庄(とのしょう)港」に到着しました!
港のそばでレンタサイクル借りました。一日500円。
ペダルを踏みこむたびにキコキコと音が鳴る、ちょっと使用感強めなマシーンですが…これで行きましょう!
二十四の瞳
小豆島は「二十四の瞳」という映画で有名な場所でそれにまつわる観光スポットもあります。しかしながら僕は映画を見たことがないのでいまひとつ実感というか感動がなかったです…。我々の親世代(60代前後)になると「小豆島=二十四の瞳」という認識なようですね。
世界一狭い海峡
小豆島にはおもしろギネススポットがあります。
それがこの「土渕(どふち)海峡」です。世界一幅の狭い海峡で最狭幅が「9.93m」しかありません。
コンクリで整備されていて用水路にしか見えないですが海峡ですよこれ。
ちなみに「海峡」の定義は「陸地によって狭められている水域」だそうです。「海峡」というネーミングですが海に限定しているわけでもないそうです。なんてあやふやな。
さぁ次回はいよいよ!
念願の小豆島のそうめんを食べまーす。
朝からうどん
朝からうどん
うどん さか枝
朝、早起きして早朝から営業しているうどん屋さんに行きました。
朝五時半から営業しています「さか枝」というお店です!
僕がお店に到着したのは六時過ぎくらいでしたが、もうすでにお店はにぎわっていました!
ここで天ぷらを選びます~。
僕は「玉子天」というゆで卵がまるまる天ぷらになっているというドリーミングなアイテムをチョイスしました。
手前のテボ(麺かご)のスペースは「かけ」のときに温める用に使います。
うどんと天ぷらを受け取ったら、こちらでやくみや天かすなどお好きに盛り付けます。
つゆまでもセルフサービス!
いいですね。この感じ。
こちらが完成形!「かけ小(180円)と玉子天(100円)」いただきます!
天ぷらを割ると、玉子が良い感じで完熟感を残していました!
衣のサクサク感とつゆが相まって奏でる味のハーモニー。
美味しかった。それと、写真からも伝わるかと思いますが、うどんの質感。
おいしそうでしょ?いや、もうすっごいですから。
手打十段 うどんバカ一代
朝からうどんのはしごです!「手打十段うどんバカ一代」
休日になると1000人以上訪れるという人気店です。
注文したのは「釜バターうどん小(490円)」です!
黒コショウ×卵のコラボがカルボナーラ感を演出してきやがります。
アツアツモチモチの極太うどんがバターを溶かしてイイ感じにしてくれます。
美味しかったよー!
小豆島を目指す
さぁ朝食も済んだところで、高松→小豆島の船旅へ出発です。
小豆島へ行く目的は「そうめん」をいただくためでございます。
そうめんだけでなく小豆島にはいろいろ見どころもあるようなのでそれも楽しみにしつつ船に乗ります。運賃は片道690円です。
船内に1998年にリリースされたアーケードゲームがありました…。
すげぇ。いまだにこれで誰かこれで遊ぶひとなんているのかな…。
高松港から出発して約一時間ほどで見えてきました!小豆島!
どんな場所だろう。楽しみになってきました。wakuwaku.
次回へ続きます!
高松うどんロワイヤル
高松うどんロワイヤル
高松うどん巡り
琴電琴平→高松築港(590円)で移動。一時間ほどで高松市内に到着します。
「KANDA上半期ナイスネーミング賞」を差し上げるとしたら間違いなくこれです。最高すぎる。チーム名もロゴも。
さぁさぁ、次はここ高松で美味しいうどんを食べようじゃないですか。
うどん棒
レンタルチャリンコで高松市内を疾走して「うどん棒」にやってきました。
うどんを打つ仕事場が見えますねぇ。
でました!かまたまうどん(490円)
うどんに生卵をのせて醤油を適量入れてかきまぜて食べます。
SIMPLE IS BEST
うどんのレベルの高さを存分に感じます。美味しかった~。
ライオン通り こんぴらうどん
人生初のうどんのはしごです。二軒目。
香川県のうどん屋さんにはほとんどと言っていいほど「おでん」が置いてあります。ですので、おでんをいただいてみました。
おでんにつける調味料もからしだけではなく「おでんみそ」も置いています。
その地域独特の食文化を見ると、改めて来てよかったなぁって思いますよね。もちろん美味しかったです。
ちゃんとうどんもいただきました。
シンプルにうどんの美味しさを噛みしめたかったので「細切りざるうどん(700円)」つるつるとのどごしも良く、美味しかった。
さぬきビールで乾杯
もうあたりは暗くなってきたので、本日はおつかれってことで地ビールを飲むことにしました。一日中、奔走して疲れた身体に染みる一杯。格別でした。
旅先で酔っ払うのって気分いいですよね。解放感はんぱじゃねぇ。
スカッとした気分で初香川の夜は更けていきました。
高松のスーパーに行ってみたら冷凍食品コーナーが素晴らしいことになっていました。
さて、明日も楽しもうぜぃ。
次回へ続きます!
はじめましてこんぴらさん
はじめましてこんぴらさん
移動の足がない
黒川で讃岐うどんを堪能したあとは先ほどの「琴平」に電車で戻ります。
「黒川駅」の時刻表を確認して僕は愕然としました。
次に来る琴平行きの電車が来るのが一時間半後になるとのこと。
ガッデム。東京のノリで考えていた自分を呪う瞬間。一時間半待ちって…。
そうです。地方は基本が「車社会」ですので電車の優先順位が低いのです。
地元の方に「琴平行きのバスとかありませんか?」訊いてみましたが「ない」という返答。
前にもこのブログに書きましたが、僕はウルトラ級のペーパードライバーなので車の運転が非常に困難です。しかしこういった地方に来た場合は本当は車移動が良いです。絶対車移動が良いです(二回目)
とにかく車の運転ができる人はレンタカー借りて移動してください。
おそらくレンタカーであれば高松空港からこの黒川まで移動して琴平に行くなんてけっこう楽にできると思います。やっぱり車の運転、学び直そうかな…。
結局一時間半電車を待った
なんやかんや一時間半ほど自然の中で風を感じたりしてマイナスイオンを存分に浴びてリフレッシュしているうちに電車到着。琴平へゴー。琴平まで15分弱。
琴平に到着して、僕は「金刀比羅宮」へ向かいました。
この「金刀比羅宮」は全国的に非常に有名な観光スポットです。しかし僕はそれをあまり知らず、なんとなくにぎやかだしサクッとお参りしようと考えていました。
…しかしそれは甘い考えであることを僕はのちに痛感させられることになります…。
金刀比羅宮の基本知識
「金刀比羅宮」とは元々真言宗の神社です。全国の金刀比羅神社の総本山がここです。
人々からは「こんぴらさん」という愛称で親しまれています。
この「金刀比羅宮」は階段が非常に多く過酷です。
御本宮まで785段→ビル40階に相当
奥社まで1368段→ビル69階に相当
…という極めてクレイジーな高さなのです。
僕はそんなこともつゆ知らず、気軽な気持ちで登り始めたのです…。
頂点を目指す
100円でレンタルしてもらえる杖がありました。
籠屋さんの往来がよく見られました。
この時点ですでに「結構登ってきた感」があったのですが
鳥居の横断幕とこの先に続く道の様子が「まだまだ先は長いぜ感」を醸し出していたので、この辺りで僕は「あれ?なんか長くない?」と違和感を抱き始めます。
「旭社」に到着。国の重要文化財です。
ここで終わりだな!と思ったら…。
まだ続く…。
前日あまり寝ていないこともあってこのあたりから睡魔と疲労に襲われはじめて、目の前がぐらんぐらんになりながらも意地だけで登り続けました。
はいてっぺん到着。
香川の地を見下ろす絶景。
感動もひとしお。
ちゃんと時間をはかっていませんでしたが頂上まで40分もかからないくらいだったと思います。さぁ馬もいるし、お参りもしたし降りよう…。(馬関係ない)
こんぴらさんの名物お菓子を食べる
一番下まで戻るとお土産屋さんや休憩できるお店がたくさん軒を連ねる門前町があります。
そこで疲れた身体を癒す甘いものを食べましょう。
おいりソフトクリーム
ソフトクリームのまわりに香川の伝統的菓子「おいり」をトッピングしています。カラフルで可愛らしいですよね。サクサクした食感が良い感じ。350円です。
灸まん
歴史あるこんぴらみやげの代表格がこちらの「灸まん」です。
お灸の形をしているおまんじゅうだから「灸まん」
一個75円です。四個セットで400円くらいだったからそれ買いました。
この灸まんを販売している「石段や」はもともと旅籠だったそうで、そこで実際にお灸をすえるサービスをしていたことから生まれたお菓子なんです。
黄身餡がぎっしりでおいしかった。
石段やホームページ
さて香川名所の洗礼を受けたところで、電車に乗って高松に行きましょう。
次回に続きます!
やまうちうどん
やまうちうどんを食らえ
黒川を往け
黒川駅に到着して、そこから20分ほど山のほうに歩きます。
こちらは黒川駅を遠くから見た図。わかります?あれが駅ですよ。改札とか無いんですから。
この地がどれだけのどかな土地なのかこれでよくお分かりいただけるでありましょう…。
ただただ広がる田園風景
歩いていると畑に鳥がいてなんか遠くを見つめていました。
ついにやまうちうどんに到着!
山道を少し登った場所にこのような看板が現れました。
キター!「やまうち手打ちうどん」と書いてあります!
そして、さらにこの道の先を行くと…。
ででーん。
「やまうちうどん」に到着!!!
いや、もう、なんか感動したっすよ。
だってずっと来たかった場所についに来たわけですから。感動しますよね。
天竺に着いた三蔵法師一行もきっとこういう気分だったのでしょうね。(違う)
よくよく考えると、もう12時間くらい何も食べていませんです。
お腹ペコペコです。
そんな僕はつまり、お腹ペッコリー大佐ですよ!(空腹すぎて錯乱してる)
さぁ!早速お店の中に入りましょう!
MY FIRST REAL SANUKI UDON
店内はこんな感じです。
お店の奥では大きな生地を机の上に敷いて、専用の包丁でうどんを切っていました。
そして手前の方でお客さんは一列に並んで、うどんの量とのせる天ぷらやサイドメニューを選んで会計をします。
お店の中に飛び交う香川の方言や、お店の雰囲気、うどんをつくる厨房から漂ってくる香り…。そのすべてが素敵でまさしく他にはないものでテンションはガンガン上がります。
てな感じで、僕が選んだのは「うどん(小)200円」と「ゲソ天(140円)」です!いただきます!
まず、だしを口に含みます。いりこだしです。
お味はあっさり薄目。和の風味が体中に染みわたります。その味にほっこりします。あぁ自分は日本人なんだなぁと感じる瞬間。遺伝子レベルで感じるものってありますよね。
次にうどんです。
やまうちうどんのうどんは薪で火を起こしてお湯をつくった窯の中で茹でられます。そうです。薪仕立ての釜茹でうどんですよ!
うどんを歯で噛みしめると程よい弾力があり、噛みしめた力を跳ね返してきます。
いわゆる「コシが強い」っていうやつですね!
そのうどんを噛み切ると、うどんの香りが口の中に広がります。
噛みしめるほどにうどんが芳醇になり美味しいです。すごく美味しい。
うどんにも感動しましたが、僕がそれ以上に感動したのは「ゲソ天」でした。
衣まで美味しくて、だしに比べて味が強めです。
うすめのだしに相性が良いように作られているのでしょう。「うどんの美味しさをさらに引き出すための天ぷら」という印象でした!
ゲソ天は冷めていましたが、美味いもんは冷めても美味いので問題なかったです。
このだしとうどんと天ぷらのバランスが絶妙で、本場の讃岐うどんの底力を見せつけられた感じでした。夢中になって食べちゃいました。ごちそうさまでした!
次回へ続きます!