釧路ネイチャーパラダイス

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根室

さて根室の旅も終えて、次に釧路へ向かいます。

1333の快速はなさきに乗ります。

 

東京の暮らしに慣れていると、この電車の本数の少なさに愕然としますね。

一日6本ですよ。ガッデム。

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駅の中でこんな張り紙を見つけました。

 

駅廃止のお知らせ…!

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北海道は基本的に車移動やバス移動社会ですので、あまり電車が使われないそうです。

よってこのように駅が廃止になることもあるのですね。

 

快速はなさきに乗って

根室→釧路まで約123km。運賃は2490円です!

ちなみに123kmといったら東京~銚子(千葉)と同じくらいの距離です。

 

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電車にゆらゆら揺られていると、さすがに眠くなってきました。

ウトウトまどろんできたころ、急に列車の先頭から「ポポーーーーー!」っと汽笛が聴こえました。

僕はその急な汽笛におどろいて目が覚めました。

汽笛と同時に列車の速度も遅くなっていくのも感じます。

「…これは…何事?」

と思っていると僕のいた席の真横から謎の白いものが空に向かって飛んでいきました。

驚いてその白いものに視線をやると…。

 

なんと野生のタンチョウでした。

 

「うおーーーーー!!野生のタンチョウだーー!!」

と心の中でTwist & Shout する神田。

 

その飛び立ったタンチョウは線路から少し離れた林に着地して、もう一匹いたタンチョウと並んで毛づくろいを始めました。

 

列車が進んで、その後のタンチョウの姿は確認できませんでしたが僕は非常に感動しました。まさか野生のタンチョウが移動中の電車から見れるなんて思いもよらなかったのです。

それからも、電車の速度が落ちて汽笛が鳴ることが何度かありました。

僕はそのたびに眠りかけた脳を起こして、窓の外をきょろきょろ見ていました。

 

野生のシカ(たぶん)の小さな群れもいくつか見れました。

これはサファリパークですわ。天然のサファリトレイン。すごく楽しかった。

 

釧路に到着!

根室から出発して一時間半ほどで釧路に到着!

釧路は地図でいうとここです。

 

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「釧路」の地名の由来ははっきりとはわからないそうです。

アイヌ語で「クシル」(越える、道)や「クスリ」(薬)や「クシペッ」(通り抜ける川)など諸説あるようですが、いずれにせよアイヌ語が語源であることは間違いないようです。

 

釧路には「釧路湿原」という、とても大きな湿地帯がありまして、

電車でその釧路湿原の一部を通ったのですが、とても面白そうなゾーンです。

なんでしょうか…こう、ジャングルの様な。そんな感じ。

 

今回は時間がなくて行けませんでしたが、釧路湿原は見どころも多そうです。

 

はい、そんなこんなで釧路に到着!

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釧路の交番には普通にロシア語表記の看板がありました。

こういうの見るとワクワクしますね。

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日本でもロシアでもない不思議な世界にやってきたみたいです。

実際、交流もあるのでしょうから両国の文化が混ざっている部分も多いんじゃないでしょうか。

 

和商市場

駅前に「和商市場」という場所があるので行ってみました。

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ここは「勝手丼」というものが有名です。

勝手丼」とは和商市場内の総菜屋さんでまず「白米」を買って丼に盛ってもらいます。

そして和商市場内の海鮮屋を巡って、好きな食材を買って、丼に乗せてもらうというものです。

僕も勝手丼をいただこうかと目論んでいたのですが、もう市場がそろそろ閉店の時間だったので、店じまいの準備をしていました。なんとなく食欲もしぼんでしまい、勝手丼はあきらめることにしました。

 

エゾシカって食えるの!?

和商市場にこんなファストフード店がありました…!

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このラインナップ、フォトジェニックすぎるでしょ。

バッチリ激写。写真におさめました。

 

それと、エゾシカとは全然関係ないんですけど、変なポップ見つけました。

「本物です」って。そりゃそうでしょ。どういう意味ですか。これ。

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くしろ丹頂市場

くしろ丹頂市場に

「らーめん工房魚一(うぉっち)」という名店があると聞きつけ、向かってみました。

tabelog.com

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市場内にあるお店で海鮮を使ったラーメンが美味しいということで楽しみにして行ったのですが、あいにく本日の営業は終了とのこと…。残念です…!

 

レストラン泉屋のスパカツ

ネットを調べてみると釧路には「スパカツ」というご当地グルメがあるとのこと。

そういえばいつぞやに噂できいたことがあったので、スパカツ発祥の店「レストラン泉屋本店」に行ってみることにしました。

 

泉屋に向かう途中にあった看板。

さすが北海道ともなると、こんなところまで大自然です。

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泉屋に到着!

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普通の洋食屋といった雰囲気。

 

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はい!これが元祖の「スパカツ」(961円)です!

これはおいしそうですね!

 

スパカツの歴史は1960年頃までさかのぼります。

当時は豚肉がとても高価でした。

お客様に贅沢感を味わっていただこうと、泉屋の店主がトンカツをスパゲッティにのせて鉄板皿に乗せてアツアツで提供したことが始まりだそうです。

 

その店主の想いは時空を超えて僕の前にアツアツの鉄板に乗ってやってきました。

カツも揚げたてサクサクでミートソースも味わい深く、めちゃくちゃ美味しかったです!

 

先にいくつかカツを食べないとスパゲッティにたどり着けないのと、スパゲッティを上手にすくっていかないと雪崩を起こすところだけ、ちょっと食べるのにコツがいりますが、ボリュームもあってたいへん満足でした。ごちそうさまでした!

 

やっぱりローカルフードはその発祥の地で食べるのが良いですよね…。最高でした。

 

さて、釧路から1805発のスターライト釧路号に乗って札幌へ帰ります。

札幌へは2315に到着!

 

おつかれっしたー!

 

釧路にはまりもで有名な阿寒湖や釧路市動物園もあります。

また釧路に来る機会があれば、ぜひ、車で釧路の大自然の数々を堪能したいと思います!

 

道東は自然のパラダイスやで。