ニッカウヰスキー余市の旅
ニッカウヰスキー余市の旅
小樽から電車で移動してニッカウヰスキーのある余市まで来ました。
ウイスキーはあまりくわしくないので社会勉強です!
電車(ニセコライナー 俱知安行)で約25分。360円。
一足伸ばせば着く距離です!
余市ってどんな場所?
「余市」(よし)という「市の名前」ではありません!
地名はアイヌ語で「ユーチ」に由来する説があります。
意味は「蛇のいるところ」です。名産としてりんごなどの果物が採れていた地域です。
ニッカウヰスキーって何?
ニッカウヰスキーは竹鶴政孝によって創業された日本のウイスキー会社です。
ウイスキーは完成まで数年寝かせるため、創業当初は余市の特産品であるリンゴでジュースを作ったり、ワインやケチャップを作ったりしていたそうです。
ニッカウヰスキーの「ニッカ」は「大日本果汁株式会社」の略称「日果(にっか)」が由来です。ちなみにNHK連続テレビ小説「マッサン」は竹鶴政孝のお話です。
余市駅に到着
まず小樽から余市へ電車に乗って到着して驚きました。
余市駅ではいまだに駅員さんが切符を手で切っています。
北海道のはじっこの方に行くとけして珍しい光景ではないのですが、
僕はいまだに切符を駅員さんが切る場所があるなんてびっくりしました。
はい、そんなこんなで余市駅とうちゃーっく!
駅前に雪だるまがたくさんお出迎え。
クオリティ高くないか…!?
ニッカウヰスキー余市蒸留所に到着!
余市駅から歩いて10分足らずで「ニッカウヰスキー余市蒸留所」に到着!
無料で中に入って見学できます。
見学ガイドツアーにも申し込めば参加できます。
とっても勉強になりますので、ぜひガイド見学に参加してみてください。
公式ホームページから見学の予約もできるそうです!
余市蒸溜所 工場見学お申し込み | NIKKA WHISKY
1936年製のポットスチル
見学ガイドツアーに参加させていただきました。
こちら本物のウイスキー製造過程です。ポットスチル。
直火蒸留のための施設です。
人が火に木をくべていました。
この時、窯に放り込む木材の量は人間の長年の経験による勘で決めるそうです。
ちなみにくべている木材はウイスキーの入っていた樽を分解したものだそうです。
最後の最後まで資源を無駄にしないんだなぁ!
ちなみにこのポットスチルにはしめ縄が巻かれています。
これは竹鶴政孝の実家が日本酒を造っていた名残だそうです。
旧事務所
こちらは旧事務所です。
実際に竹鶴政孝が仕事をしていた建物だそうです。
なんだかカラーリングもモダンでいいですね。
文明開化感がでてる気がする。
リタハウス
竹鶴政孝の妻の名前が冠されております「リタハウス」です。
ここは元は研究所だそうです。
貯蔵庫
貯蔵庫の中も見学させてもらえます。
写真がぶれてしまってゴメス(=ごめん、すまなかったすの略)
樽の中に入れてウイスキーを数年寝かせます。
蒸発していくらかウイスキーの水かさが減るのですが、それを「エンジェルズシェア」といいます。和訳すると「天使のわけまえ」と言います。天使がウイスキーを飲んで行ってしまうから水かさが減るってことです。どこまでもオシャレっすよね。アルコールじゃなくてそのオシャレセンスに酔いしれそうやわ。
有名なおじさんロゴ
ブラックニッカに描かれていることでおなじみですね。
これの元ネタは19世紀イギリスの「W.P.ローリー卿」という人。
香りの嗅ぎわけが得意でウイスキーブレンドの名人だったそうです。
それでイメージロゴに採用されたんですね~。
ウイスキー博物館
ウイスキーの起源、ニッカウヰスキーの歩み、竹鶴政孝のゆかりの品々、
果てはNHK連続テレビ小説「マッサン」で使用された衣装などなど。
たくさん面白いものが見られます!
樽から自社で作っているそうですよ!すごいなぁ。
博物館内には有料のバーカウンターもあり、
市場に出回っていない希少なウイスキーがここで格安で飲めます。
見学ツアーの最後はやっぱり飲み比べ!
ツアーラストにはウイスキーの飲み比べが楽しめます。
それにしても、これで無料ってふとっぱらすぎる。ビバ。ニッカウヰスキー。
ほろ酔いになりながらニッカウヰスキーを後にしました。
僕はウイスキーをあまり飲まないタイプだったのですが、
ウイスキーについていろいろ勉強させていただいたことで、
自宅でウイスキーを飲むようになりました。
人の手で手間と時間をかけて作られたウイスキーは「時間を愉しむ」お酒かもしれませんね。僕も大人の階段を一歩上がったよ。
ウイスキーファンにはもちろん、
ウイスキーをこれから知りたい人にもおススメです!