フィリピンスパゲッティってなーに?

フィリピンスパゲッティってなーに?

フィリピンスパゲッティを夕食に

ジンベイザメツアーから帰ってきて

夕方に居眠りをして目が覚めたのが18時過ぎ。

 

どうやら2時間ほど居眠りしてしまったようでした。

 

おかげでパワーも回復したので夕食を食べに出かけました。目当ては「フィリピンスパゲッティ」です。

 

フィリピンスパゲッティとは何か?

f:id:kandaleo6969:20180816104845j:plain

バナナケチャップを使った甘いソースと

柔らかく芯のないパスタが「フィリピンスパゲッティ」の特徴です。

 

バナナケチャップを使ったスパゲッティなんて

とても珍しいですよね。これがフィリピンにおけるスパゲッティの定番だそうです。

 

なぜこのようなスパゲッティがフィリピンで定番なのかというと、

かつて第二次世界大戦で日本がフィリピンを統治していた当時、

日本軍がフィリピンでトマトケチャップを使った「ナポリタン」を作っていたことがきっかけという説があります。

 

トマトケチャップは当時のフィリピンではとても高価であったため

手に入りやすい遥かに安価なバナナケチャップを代用して

そのままフィリピン料理として定着したとのことです。

 

Jollibee

 

こちら「Jollibee」にやって来ました!

f:id:kandaleo6969:20180815133516j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815133544j:plain

Jollibeeはフィリピンの国民的ファストフード店です。

こういうローカルでメジャーな存在は非常に興味があるので

ぜひ「Jollibee」は押さえておきたい!と密かに目論んでいたのです…。ぐふふ。

f:id:kandaleo6969:20180815133621j:plain

はい。来ました。

Jollibee」のフィリピンスパゲッティ。

 

いただいてみますと、たしかに全体的に甘めの味です。

  

 

ネットでは「日本人の口には合わない。甘すぎる。」

みたいな意見が割と多く見受けられましたが

僕はけしてキライな味じゃありませんでした。

 

抜群に美味しいわけでもありませんけどね。

f:id:kandaleo6969:20180815133710j:plain

それよりも一緒にオーダーした「Cold Tea」が甘くて面くらっちゃいました。

思わず残してしまった…ごめんな。なんか悲しそうな表情しているね。

お茶。すまん。

マックにもKFCにもフィリピンスパゲッティ

マクドナルドにもケンタッキーフライドチキンにも定番メニューとしてこの「フィリピンスパゲッティ」があります。

f:id:kandaleo6969:20180816104433j:plain

f:id:kandaleo6969:20180816104643j:plain

マクドナルド

↓ケンタッキー

f:id:kandaleo6969:20180815133259j:plain

f:id:kandaleo6969:20180816104754j:plain

常夏ランチタイム

常夏ランチタイム

展望の良いレストランでランチ

f:id:kandaleo6969:20180815131755j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815132050j:plain

ジンベエザメたちとの触れ合いを楽しんだ後でランチへ。やたら展望の良い席。あぁ、そうか。地球って丸かったんだなぁと実感できるくらい見晴らしが良い。

f:id:kandaleo6969:20180815131907j:plain

僕たちはでかいひとつの球体の上に生きているのだ。

眼下の世界に広がる蒼色が美しいなぁ。

f:id:kandaleo6969:20180815131829j:plain

ツアーコンダクターのダニさんに写真を撮ってもらいました。

こんな素敵な風景のレストランでひとりってのがちょっと照れ臭くて微妙な表情しています。

f:id:kandaleo6969:20180815131939j:plain

僕ははしゃいですっかり疲れ切って帰りの車で居眠りしてました。

気が付くとダニさんも居眠りしてました。

ホテルに帰還

そして15時くらいにはホテルに到着。

Thank you so much.」と往復6時間も無謀な運転をしてくれたドライバーに礼を言って

助手席でガッツリ居眠りしていたダニさんにも「ありがとうございました」と言って別れました。

 

部屋に戻ってシャワーを浴びて16時。

まだ今日は終わらない。夜は何をしようかな。何かしたいな。

 

そんなことを想いながら、

僕はいつのまにかまた眠ってしまっていたのでした。

 

次回へ続きます。

ジンベエザメと泳ごう

ジンベエザメと泳ごう

ジンベエザメのいる沖までボートで移動

f:id:kandaleo6969:20180815130601j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815130628j:plain

ライフジャケットを着て10名くらいでボートに乗り込みます。

沖の方へ向かうこと3分ほど。

f:id:kandaleo6969:20180815130658j:plain

あ!いた!ジンベイ!エサ食ってる!!!

大興奮です。

水族館で厚いガラス越しにしか見たことのないジンベイザメが目の前にいるー!

 

水中に潜る!

f:id:kandaleo6969:20180815130739j:plain

ボートの乗組員から「海に入っていいよ」的なことを

と言われて、そのまま海の中へ。おー。海きもちええー。

 

すると次に乗組員は僕にTake Off, Take Off!!

と言ってきます。

 

え?脱ぐの?ライフジャケットを??

なんで?僕だけ?水深けっこうあるけど??

 

でもまぁ郷に入っては郷に従えということで

言われるままにライフジャケットを脱ぐと、乗組員も海の中にドボンと入ってきて

僕の持っていた水中カメラを貸してくれと言ってきました。

どうやら僕とジンベイザメのツーショット写真を撮影してくれるとのこと。

 

OK.1.2.3…Go!!

という乗組員の掛け声と共に水中へ。

 

なるほど。ライフジャケットがあると身体が勝手に浮かんじゃって水中で撮影できないもんね。これでガッツリ潜れるってわけだね。

f:id:kandaleo6969:20180815130829j:plain

しかしジンベイザメもこちらの思い通りには動いてくれないので、

何度か撮影にトライ。

f:id:kandaleo6969:20180815130901j:plain

 

f:id:kandaleo6969:20180815130926j:plain

ベストショット

f:id:kandaleo6969:20180815131221j:plain

結果、これがベストショットでした!

 

これ、カメラで撮影してこの距離感ですからね。

実際の距離感、もっと近いですよ。もう目の前ですよ。

 

しかもジンベイザメも一匹だけじゃないです。

f:id:kandaleo6969:20180815130957j:plain

数匹入り乱れて泳ぎ回っていますので背後からやってきたジンベイに接触したりしました。ジンベイザメの皮膚感を感じて、それにもまた感動。

 

海を悠然と泳いでいくジンベイザメはかっこいいし

ジンベイザメの見た目って可愛い。

f:id:kandaleo6969:20180815131250j:plain

15-20分くらいジンベイザメと触れ合って

「じゃあそろそろ帰るか」的な感じになって浜へ帰還。

f:id:kandaleo6969:20180815131033j:plain

あっという間でしたけど最高でしたね。

念願かなって大満足の表情。日焼けしてる。

 

次回へ続きます!

セブ島を南下せよ

セブ島を南下せよ

f:id:kandaleo6969:20180815083905j:plain

二日目の朝

セブ島2日目の朝です。

今日が今回の旅の目的であるジンベイザメと泳ぐ」日です。

 

今日は遠出です。

僕の宿泊しているホテルはセブ島都心部「セブシティ」にあります。

今日向かうジンベイザメと泳げる場所「オスロブ」までは車で片道3時間かかります。

どえらい田舎まで行くのです。

 

僕は今回、往復バス移動&ランチ付きのジンベイザメツアー」に申し込みました。

ちなみにツアーは日本円で一人当たり15000くらいなのですが、僕はその2倍支払いました。

なぜならツアーの最少催行人数が2名からなのにも関わらず、今回は僕一人だけのためにツアーを催行するからです。

つまりひとりで2人分出しているんですねぇ。ふぇー。貸し切り状態です。

 

ジンベエザメツアーの方と合流

6時にホテル前に集合。

すると日本語の流暢な「ダニさん」というガイドの方が来ました。

ダニさんは独学で日本語を学んだそうです。

すごく日本語がお上手。すごい。

 

運転手とダニさんと神田でバンに乗ってオスロブへ向かいます。

ダニさんの軽妙なトークが楽しかったです。

 

ワイルドドライビング

f:id:kandaleo6969:20180815083108j:plain

田舎に行くにつれて素敵な風景がたくさん。

あぁ雰囲気が良いなぁ…。海がきれいだし。風も心地よい。

f:id:kandaleo6969:20180815083204j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815083411j:plain

それにしても運転手さんのハンドルさばきがワイルドでした。

とにかくガンガン進んでいきたい様子で前方の車を追い抜きまくります。

アクセルもガッツリ踏むし。

こんな乱暴な運転を日本でやったらクレームものですが、ここは南の島。

いいよいいよ。好きにやってくれ。

僕はあんたの運転を信じるよ。

あっ、今、ちょっとかすったよね?

でもまぁいいや。気持ちいいし。

セブの太陽の日差しが僕の心をおおらかにしていたのでした。

f:id:kandaleo6969:20180815083250j:plain

 

オスロブ到着!

f:id:kandaleo6969:20180815083439j:plain

出発3時間してオスロブに到着!

 

世界で唯一、ジンベイザメと直接触れ合える場所とあって

観光地として栄えている様子でした。

f:id:kandaleo6969:20180815083510j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815083542j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815083620j:plain

あぁ。そうそう。これですよ。これ。

僕が来たかったのはここだ。

 

見てくれ。見てくれたまえよ。この空と水平線。

オーシャンブルーとスカイブルーが僕を迎え入れてくれているよ。

 

海の透明度がはんぱねぇ。

海水が柔らかい気がする。

気温は30度オーバー。水の適度なぬるさがちょうどいいね。最高。

f:id:kandaleo6969:20180815083710j:plain

f:id:kandaleo6969:20180815083749j:plain

蒼い世界に心も寛大になる

ここでは水中カメラ「Go-Pro」貸出しています。

僕は水中カメラを持参してきました。

その場合、持ち込み料として250ペソ支払います。

 

この250ペソは何の金額やねん。

…と普段の僕なら憤慨するでしょう。

 

でも今はええねん。

 

素晴らしい海と吹き抜ける風が気持ちいいからええねん。

もう、今は細かいことはどーでもいいのよ。

その250ペソでオスロブを潤しておくれ。

f:id:kandaleo6969:20180815083818j:plain

そしていよいよジンベイザメと泳ぎます。

次回へ続きます!

CHOOBI CHOOBI

CHOOBI CHOOBI

ホテル近くでディナーを

f:id:kandaleo6969:20180814210112j:plain

初日の夜、夕飯を近くのシーフードレストラン「CHOOBI CHOOBI」で食べることにしました。セブの海鮮料理を安い価格で食べれるというお店で、ホテルから歩いて5分ほどの距離にあったので行ってみました。

f:id:kandaleo6969:20180814210139j:plain

CHOOBI CHOOBIメニュー

f:id:kandaleo6969:20180814210331j:plain

こちらがメニュー表です。価格に「2.2」をかけてみてください。それが日本円の価格です。

f:id:kandaleo6969:20180814210433j:plain

 

f:id:kandaleo6969:20180814210508j:plain

ここでもフィリピンビールを堪能

f:id:kandaleo6969:20180814210540j:plain

フィリピンのビールはとにかく安い。そして美味しいです。これでたしか100円くらい。

 

セブ海鮮はデリシャス

f:id:kandaleo6969:20180814210636j:plain

僕が注文したのはシュリンプバッグ!味は「ガーリック味」にしました!

とっても美味しかった…。

手づかみで食べるシーフードは最高ですね。

f:id:kandaleo6969:20180814210705j:plain

トウモロコシの甘みと海老ガーリックとの相性はバツグンでした。

業界用語的にいうと「グンバツ」でした。

 

ご飯ものが多すぎた

ちょっとだけご飯が食べたいなと思って「Salted Fish Fried Rice」を注文しましたらば…。

f:id:kandaleo6969:20180814210736j:plain

でかいの来た。

ほんの一口食べたかっただけなのにな…。こりゃまいった。

これは3-4人でわけて食べてちょうどいいサイズじゃないか…。

 

残すと失礼かなと気を使って全部平らげました。

美味しかった。ごちそうさまです!ちなみにこれで400円くらい。

 

www.choobichoobi.com

 

さぁ、今日はもうホテルに帰ってシャワーを浴びて寝よう。

明日は念願のジンベエザメとランデブーです。

 

次回に続きます。

セブの現地スーパーをチェケラ!

セブの現地スーパーをチェケラ!

アヤラモール散策

f:id:kandaleo6969:20180810082110j:plain

ホテルに到着して現地のスーパーに行きました。

「アヤラモール」という場所です。

その地元のスーパーに行くのは楽しいですね。

 

フルーツ天国フィリピン

f:id:kandaleo6969:20180810082340j:plain

「JOVY'S」のバナナチップス。すんごく美味しい。日本でも購入できますがセブの方が安い!

f:id:kandaleo6969:20180810082500j:plain

充実したドライフルーツ群

 

f:id:kandaleo6969:20180810084432j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810084511j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810084555j:plain

 水族館のようなトロピカル鮮魚コーナー

f:id:kandaleo6969:20180810084656j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810084730j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810084806j:plain

 

やきそば材料ビュッフェ

f:id:kandaleo6969:20180810084914j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810084953j:plain

日本食コーナー

f:id:kandaleo6969:20180810082549j:plain

日本の食品もたくさんある。

f:id:kandaleo6969:20180810082801j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810082845j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810082940j:plain

 

ミネラルウォーターは必須!

f:id:kandaleo6969:20180810083014j:plain

ミネラルウォーターを買ってきました。

フィリピンでは水道環境が衛生的によくないので現地の住民の方も水を購入するのが一般的だそうです。

 

安くてうまい!フィリピン産ビール

フィリピンのビールは有名です。

ドチャクソ安いです。値段を「2.2倍」してみてください。それが日本円での価格です。安いでしょ。

f:id:kandaleo6969:20180810083204j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810083233j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810083301j:plain

 

f:id:kandaleo6969:20180810083601j:plain

飲みながら暑い夜道を歩くのが気持ちよかった。

 

現地のスーパーは楽しいですね。

 

次回へ続きます

 

アレグレギター工房

アレグレギター工房

ギター工房へ潜入!

アレグレギターの玄関には警備員らしき人がいて、中に案内してくれました。

すると建物の中、すぐに工房があり二人の男性がギターを作っています。

f:id:kandaleo6969:20180810060303j:plain

f:id:kandaleo6969:20180810060336j:plain

おおー!ギター工房だよー!とひとりで感動していると、

お店のスタッフの男性が声をかけてくれました。

 

20歳くらいでしょうか。

体格は細く、背はどちらかというと低め。

日本語が少しできる様子で、

日本語半分、英語半分でギターの説明をしてくれました。

 

フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語です。

全国民の90%が英語を話せます。

幼稚園から英語を教えていくそうで、

英語を話せる割合が世界一高い国がフィリピンなんだとか。

 

僕はI want to play the guitar. OK?

ときくと彼はOK.と言って工房の向かいにあるギター販売所へ案内してくれました。

 

店内に入ってみる

f:id:kandaleo6969:20180810060416j:plain

そこにはクラシックギターエレアコギターやウクレレなど

とても多種多様な楽器が並んでいます。

f:id:kandaleo6969:20180810060510j:plain

ここを訪れたミュージシャンたちの写真も飾ってあって

f:id:kandaleo6969:20180810060539j:plain

だいたいはフィリピンのローカル有名人が多かったのですが

BLACK EYED PEASのメンバーの写真がありました。

 

 

パパイヤギター

f:id:kandaleo6969:20180810060439j:plain

パパイヤの一枚木材で作ったという珍しいギターも弾かせてもらいました。

こんなギター日本にないです。初めて見たし。

っていうか良い音してるんじゃない?このギター!

 

彼に「こんな面白いギターは日本で見たことないよ。どうして日本には輸出しないの?」

ときくと彼は「この木材を使うこと自体が新しいことで二年前から始めたんだ。世界でもこの工房だけで作っているんだよ。だから日本にないんだ。他のギターは一本当たり一カ月かけてつくるんだけど、これは三カ月かけるんだよ。珍しいギターなんだ。」と説明してくれました。

 

なるほどー。そうか。

僕はけっこう気に入ったのですが価格がだいたい60000くらい。

ギター工房にはギターを見に来たのだけなのであって、ギターを買いに来たわけではない僕にとってはガッツリ予算オーバー。

それに今はテンションがかなり高くなって冷静な判断力を欠いている自覚もあったので、購入したい気持ちは山々だけれども、ここは一回、購入せずにパスして冷静になろう。

セブには三泊四日で滞在する予定なので

本当に欲しくなったらまた来れば良い。と判断。

 

思いがけない優しさに触れる

f:id:kandaleo6969:20180810060706j:plain

「オーケー。ありがとう。検討するよ」

そう言ってギターを返して、店を出ようとしたときに

彼は「オーケー。もう帰る?タクシー乗り場までバイクで送ろうか?」

と思いがけない言葉。

 

たしかにアレグレギター周辺は民家エリアでタクシーも通らない場所。

数時間前にやってきた異邦人にとっては移動が非常に不安な所なのです。

 

僕はおどろいて「え?大丈夫なの?」ときくと

「大丈夫。もう僕も帰る時間だしね。ちょっと待って。」

 

そう言って彼はササっとシャツ一枚を着替えて

自分のバイクを持ってきました。

 

手入れの行き届いたきれいな黒の車体。

きっと大切に乗っているバイクなんだろうなとわかりました。

 

「かっこいいね!」そういうと

彼はうれしそうに「後ろに乗って」とバイクに僕を乗せてくれました。

 

夕焼けの中泣きそう

僕は両手を彼の腰に回すと、

「手は後ろにバーがあるからそこを握って」と言われました。

 

そりゃそうだよね。

イカップルじゃないんだから腰に手はないよね。

なんか恥ずかしくなりました。

 

「じゃあ行くよ!」

彼は自慢のバイクに僕を乗せてアクセルをゴーします。

エンジンのうなりが体に響いてきます。

風を切って疾走していくバイク。

 

スラムのような町の中を現地の青年とツーリングしている。

それはとても不思議な気分。

 

彼はバイクを運転しながら僕に「僕の名前はアルバート。君は?」ときいてきました。

顔の距離が近いので喧騒の中でも声が聞き取りやすい。

「僕はレオっていうんだ。L.E.Oでレオだよ。」

アルバート「レオ?英語の名前なの?」と訊いてきます。

「レオはニックネームなんだよ。」

「そうなんだね。」

 

アルバートと色々な話をしました。

僕が今日からセブに観光で来ていること、彼には日本語を話せる友人がいること…。

 

アルバートの運転するバイクのエンジン音と夕暮れのオレンジ色の中で

僕はなぜか泣きそうになりました。

 

この感情はなんだろうか。

夕焼けが郷愁を誘ったから?

異国で人の優しさに触れたから?

 

フィリピンは日本に比べて貧しい国です。

暮らしぶりを見ればわかります。

でもそこに住む人たちの心はとても豊かなのかもしれない。

現代の日本人よりも、遥かに豊かなのかもしれない。

東京で困っている外国の人を見て自分から手を差し伸べることが僕にはできるか?

 

いよいよセブへ向かう

涙が出そうになったその理由はわからないまま

二人を乗せたバイクは10分足らずで町のタクシー乗り場に到着しました。

僕はアルバートにお礼を言ってfacebookで連絡先を交換しました。

 

手を振るアルバート。僕も笑顔で手を振りました。

乗り込んだタクシーはセブ島のホテルに向かいます。

 

砂埃と黒い排気ガスにまみれた町が

なぜかとても美しく感じたある日の夕暮れの出来事でした。

f:id:kandaleo6969:20180810060815j:plain

次回へ続きます